◆ しーめー ◆
『親切』語源
親を切るではない。
親=身近に寄り添い
切=行き届くようにすること。
遅参した娘を車で学校へと送り、
いつもなら大曲へ戻るところだが
今日はたまたま秋田温泉で生保の
代理店総会があり、出席を拒んで
いたものの、総会終了時間が丁度
娘の迎えの時間とビンゴだった為
やむなく出席することに (T-T)
総会まではまだ二時間もある。
時刻は11:30。『飯を食おう』
秋田駅東口周辺を散策、とある
食堂をみつけ、ふら~っと入店
中は広々としていて優に100席
はある。定食メニューも豊富で
嫌な予感。悩みループ突入か。
五分ぐらい悩んだ挙げ句
結局『豚ロースとんかつ定食』
その店はメニュー購入のボタン
を押すと厨房の中で注文の品が
分かるようになっていた。
『 はい10番ロースかつー! 』
オカン達の元気な声が飛び交う。
さてと注文後あらためて店内を
見渡した。
ん?味噌汁用のお椀がある。
飯の釜、味噌汁の釜がある。
『ご飯味噌汁おかわり自由』
の文字が目に入る。
ここはそんな店なのか?
人様に迷惑がかからないように
店内をブラブラ~っと見て歩く。
注文が呼ばれたら
ここのシステムを聞こーっと
そんでもって明るい窓側の
席に座りタブレットを眺める。
注文を待つ
店の中は特に音楽もなく
穏やかな時間。
そんな時、
見知らぬ おババから
声をかけられた。
婆『お兄さん、ここは初めて?』
俺『あ、はい』
婆『ここね、ご飯とお味噌汁が
自由におかわりできるから
あの釜から自分で持ってきて
食べなさい。お茶もあるから』
俺『あーなるほど、分かりました』
俺『わざわざすみません、
ありがとうございます!』
その おババはニコニコしながら
一緒にいた おジジと帰っていった
俺が挙動不審に店内を
キョロキョロしていたのを
見ていたのだろう。
ちょっとしたことだけど
久しぶりに『人の優しさ』に
触れた気がした。
数分後...
『10番の注文のお客様ー!』
丁度 俺のロースかつが呼ばれた。
とんかつ、ポテサラ、キャベツ
カラシ、レモン、ご飯
自分で味噌汁をお椀に注ぐ。
味噌汁のいい匂いがする。
腹へった『いただきますー』
いつもより心も温かく
いつもより味噌汁も温かく
昼メシをいただくことができた。
俺もいつか
誰かに『親切』をあげたい。
さりげなく w
世の中まだまだ
捨てたもんじゃない
おババー(気持ち)ありがとねー
ちなみにいま
その '' 総会 '' 真っ只中
そう、『睡魔』って奴と
一生懸命戦ってる最中なんだよ
眠い 眠い
バカヤロ
ゆーて
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