✿ 東北初Ⅴ ✿
仙台育英高校 野球部
高校野球で胸が熱くなったのは
金足農業高校の決勝以来か否か。
そして今回は、センバツに続き、
審判員にもスポットライトの当
たった大会だった。
決勝の球審を務めたのは尾崎泰輔氏。
球児に寄り添う姿が印象的だった。
試合中に声をかけたり笑って背中を
ポンとたたくシーンがあった。
尾崎氏は開幕試合でも球審に入った。
試合後の整列時。国学院栃木に敗れ、
うなだれる日大三島(静岡)に
「大丈夫、上を向け。甲子園で
試合ができたことは誇りや」と
諭してからゲームセットをコールした。
新型コロナ感染が広がり、主催者の
異例の配慮で第8日に初戦が組まれた
浜田(島根)-有田工(佐賀)の整列時には
「この試合ができたのは奇跡です」と
語りかけた。
優勝決定後は速やかな整列を促し、
全員がきれいに並び終わるまで時間を
かけて待つと「終わります!」と声を
張り上げた。
また山口智久審判員もSNSなどで高校
野球ファンの話題になった。
一塁、三塁の塁審はスピーディーな試合
進行のため、イニング間に守備に回る側
のベンチへ近づき「追い出し」と呼ばれ
るかけ声を行う。
山口審判員は
「切り替えていこう」
「ここが勝負どころ」
「集中して」
など、試合展開に応じた声かけで選手の
背中を押した。
甲子園は高校球児の祭典。
それを支える大人たちの温かな行動に
よって晴れ舞台は彩りを増している。
それな
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